島の祭
初めて島の祭に出会ったのは、人口500人ほどのK島だった。当時、大学の卒業制作で百島巡りをし、島をライフワーク的撮影テーマにしていこうと思い始めていた頃だった。そんな中、訪れたK島で、今後島の祭を撮影したいと思う衝撃的な光景を目の当たりにする。
「兄ちゃん、どっからきたん?」と日本酒の一升瓶を抱えた小○生が千鳥足で絡んできたのだ。 あまりの衝撃で言葉に窮している僕に、「呑みぃ」と言って酒を進めてきた。
その後、その小○生や島人達と何杯飲んだんだろう・・・当時野宿で島旅をしていた僕は、船着き場のベンチで目をさまし、二日酔いの頭痛の中、荷物を無くしていないかチェックしたのを覚えている。
その時の祭の撮影フィルム(当時はデジカメではなく、モノクロフィルムオンリーで撮影していた)は、ブレブレで、とても見れたものじゃないが、今でも僕の宝物だ。
京都で、コンチキチンの祇園囃子もいいが、どうも僕には、島の祭の撮影の方が性格的に合っているような気がする。さぁ島の夏祭りの季節が始まる・・・
※写真は島の祭の画像ですが、本文とは関係ありません。