写真家 黒岩 正和  | Photographer Kuroiwa Masakazu

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お大師さんの日、祠にて祈りを捧げるおばあちゃん 伊吹島(香川県)

島の出勤風景 電車やバスの代わりとなるのがフェリーだ 岩城島(愛媛県)

因島で行われる法楽踊り 干潮時の浜で踊る姿は、水軍の島だけあって勇しい 因島(広島県)

桜が咲く誇こる中、長年連れ添った老夫婦が仲良く花見をしていた 伊吹島(香川県)

稲につく虫を追い払う伝統行事「虫送り」 青々とした棚田に揺らめく灯りは、とても幻想的だ。 小豆島(香川県)

相撲の島として有名な大三島では、男女共に小学校の授業で、相撲を習う 大三島(愛媛県)

過疎化が進む瀬戸内  島の学び舎では、生徒一人というのも珍しくない。 真鍋島(岡山県)

瀬戸内海を泳ぐ鯉のぼり  島民達の想いが詰まった季節の風物詩 小豆島(香川県)

お盆で帰省していた孫達を見送るお爺ちゃん 船が見えなくなるまでずっと手を振っていた 白石島(岡山県)

島四国という遍路文化が息づく島々  小豆島(香川県)

目に見えない稲の精霊と相撲をとる一人角力  信仰が島に根付いている  大三島(愛媛県)

島猫達も長閑に瀬戸内時間を過ごしている。  佐柳島(香川県)

夕暮れの瀬戸内海を御座船と櫂伝馬がゆく  数百年引き継がれる伝統行事  高根島(広島県)

祭の成功を願って行われる湯立神楽  熱がる氏子達を見て笑いが起こる 坊勢島(兵庫県)

瀬戸内に一日の終わりを告げる落陽の路  本島(香川県)

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日本最大の内海【瀬戸内海】。
古くから海上交通の要所として知られており、有人・無人島合わせて727島もの島が点在している。

古来より人間生活の繋がりが緊密で、里海の性格を長い間保ち続けてきた、瀬戸内の島々の暮らしを追った。
それは、瀬戸内海の波のように穏やかな暮らしであり、四季を愛で、祭事を大切にする慈しみの時間だった。

都会の慌ただしい日常を送る身としては、そこが理想郷のようにも思えた。
いったん船に乗れば、島影に島影が重なって、まるで迷路のような錯覚に襲われ、次から次に出現する島邑に心を奪われた。

色とりどりの世界は、訪れる度に表情を変え、常に新鮮な感動を与えてくれる。
我々日本人の心の拠り所、それが瀬戸内の島々ではないだろうか。

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