

営みの色、生活の色















営みの色、生活の色
和歌山の田舎で生まれ育った僕は、小学校までの通学時間が徒歩で一時間以上あった。
その通学路で見る色の世界は、常に新しい発見があり、よく道草を食ったものだ。
春の桜や蓮華、初夏の水田風景、秋は紅葉や木通(アケビ)、冬の霜柱など、四季折々に移り変わる色彩の世界は、幼心にとっては、とても魅力的だった。
その時の憧れが、今も続いている。
生活の中にある色彩の世界は、非常に多彩だ。
営みや信仰といった日々の生活の中でも、僕達は色を感じながら生きている。
そんな日々がずっと続くように祈っている。



営みの色、生活の色